担任の仕事って何してるの?元高校教師が語る1年間のリアルとやりがい・しんどさ
こんにちは、「ひこ」です。
このブログでは、元高校教員としての経験をもとに、教員を目指す方や現役教師の方へ向けたリアルな情報をお届けしています。
今回は、「担任の仕事って実際どんなことをしているの?」という疑問に答えます。
私自身、教員時代に6年間連続で担任を務めてきました。
その中で感じたことは——担任とは、ただの“名ばかり役職”ではないということ。
喜びも苦しみもすべて引き受ける、まさに“クラスの親”のような存在でした。
この記事では、担任としての1年の流れや業務内容、そしてリアルなやりがいや大変さについて、包み隠さずお伝えします。
担任ってどんな仕事をしているの?
日常のルーティン(朝の対応・出欠・清掃確認など)
担任の一日は、教室の扉を開けるところから始まります。
- 朝の出欠確認
- 生徒の体調・表情チェック
- 清掃・服装・提出物の確認
いわば、クラスの体温を測るような時間です。
生徒の小さな変化に気づけるかどうかが、その日の指導の質を左右します。
一見すると、いつもと変わらない。
でも、何か違和感を感じる。こういった時は何かトラブっていることが多いです。
学級運営(生徒指導・クラス会議・保護者対応)
日々の指導はもちろん、トラブル対応や保護者連絡、クラス全体の方向性づくりも担任の仕事です。
- 生徒間トラブルの仲裁
- 保護者からの相談
- 学年会や職員会議への出席
「授業以外の時間」こそ、担任の力量が問われる部分だと常に感じていました。
行事や進路指導の中心的存在
- 体育祭・文化祭などのクラス運営
- 修学旅行の事前指導や引率
- 進学・就職の進路面談や書類作成
行事前は「本業(授業)が副業に見えるくらい」忙しくなることも。
でも、生徒と一緒に汗をかく中で築かれる信頼関係は何ものにも代えられません。
担任としてしんどかったこと
担任業務に慣れるまでは、正直「気持ちのコントロール」が難しいと感じることも多かったです。
そんなとき、自分を支えてくれたのは「考え方」と「心の整え方」を見つめ直すきっかけになった本たちでした


生徒の問題をすべて背負ってしまう
担任をしていると、生徒の悩み・課題・トラブルが“自分ごと”になります。
寝不足・不登校・家庭の事情……
「どうしたらこの子が前を向けるだろう」と考え続けて、帰り道や休日まで頭から離れないこともありました。
クラスの空気が重くなると、自分の心も沈む
クラスに元気がない日、教室が静まりかえっていると、 「自分の力不足かも…」と落ち込むこともありました。
クラスは“自分の分身”のように感じていたので、うまくいかない時の自己否定感はとても大きかったです。
プライベートの時間を持ちづらい
「担任は24時間営業」と言われることもあります。
連絡帳、電話、LINEグループ、緊急対応…
気が休まらず、「今日もまた、休日が終わってしまった」と感じることが多かったです。
特に部活動も指導していたので、休日なんてほぼありませんでした。
練習や対外試合など、半日で終われば御の字です。
それでも担任を続けた理由
「ありがとう」と言われた瞬間がすべてを救う
進路指導で悩んでいた生徒から、卒業間際に
「先生、ありがとうございました!」
と言われたとき。
たった一言ですが、この一言ですべてのしんどさが報われた気がしました。
特に3年間の担任業務を終えて、最後の卒業式。
卒業式で全てが報われたといった気持になる先生も多いです。
生徒の変化や成長を一番近くで感じられる
入学時に無気力だった生徒が、いつの間にかリーダー的存在に育っていたり、 「無理だ」と言っていた進路に挑戦していたり——
その変化を一番近くで見られるのが、担任の特権です。
「この子の人生に関われた」と思える喜び
担任という立場は、ただ“管理”するのではなく、その子の人生に深く関わる役割です。
「一人でも信じてくれる大人がいた」という記憶が、生徒の支えになる。
その意味で、担任は“記憶に残る仕事”だと思います。
これから担任を持つあなたへ伝えたいこと
「一人で抱えないこと」
担任は孤独になりやすい仕事です。
でも、助けを求めていい。頼っていい。
学年の仲間や管理職、保健室やスクールカウンセラー…
“クラスのため”だからこそ、チームで支えるべきです。
周りの先生も忙しくしている姿を見ると助けを求めづらく思うでしょう。
でも、苦しい時は遠慮なく助けを求めて大丈夫です。
「全部完璧にやらなくていい」
プリントの配布を忘れてしまった日。
保護者への返答に時間がかかった日。
完璧を目指しすぎると、自分が壊れます。
**大切なのは、「誠実さ」と「立て直す力」**です。
完璧な人間なんていません。
だからこそ味があって良いのです。
「正解はないけど、必ず意味はある」
うまくいかない日も、生徒にうまく届かなかった言葉も、 すべてが“無駄じゃなかった”と気づく日は必ず来ます。
私自身、担任を経験して心から思ったのは——
人を育てるには、愛情と忍耐が必要だということ。
相手を信じて、待って、支え続けること。
伝えたからといって、生徒はすぐに変わってはくれません。
「愛情をもって根気強く伝え続ける」
教師という仕事の本質が、そこにあると私は感じています。
最後に ~担任という仕事のリアル
担任というのは、特別な役割です。
大変で、責任も大きくて、時に孤独で——それでも、やりがいは計り知れません。
この仕事を「やってよかった」と思える瞬間は、必ずやってきます。
担任を目指すあなたが、そう思える日が来ることを願っています。
応援しています。


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