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【教師の休日】本当に「休みが多い仕事」なのか?リアルな実態を語ります

オレンジ色の背景に「教師の休日のリアル」という日本語タイトルが白抜き文字で中央に配置されたブログ用アイキャッチ画像。黒板や教室机のイラストが控えめに描かれ、教師の休暇に対する誤解と実態をテーマにした記事内容を視覚的に伝えるデザイン。

はじめに

こんにちは、元高校教師ブロガーの「ひこ」です。 このブログでは、教師としての実体験をもとに、教育現場のリアルをお届けしています。

今回は「教師って休みが多くていいよね?」という世間のイメージについて、実際に7年間教員として働いた私の視点から、リアルな実態をお伝えします。


世間が思う「教師=休みが多い仕事」という誤解

「夏休み」「冬休み」「春休み」は生徒だけのもの?

長期休暇といえば教師の特権と思われがちです。

「先生って、夏休みは学校に行かなくてもいいんでしょ?」

なんて言われたこともあります。
ですが、授業がないだけで、実際はその期間も”勤務日”です。

  • 補習授業
  • 部活動
  • 会議や研修
  • 就職指導や進学指導

もちろん「生徒がいない」ことで通常業務が減る面もありますが、決して「完全オフ」というわけではありません。

祝日・土日の“部活動”や“学校行事”も普通に勤務

文化祭、体育祭、学校説明会など、土日を使った行事が年に何回もあります。 そのうえ部活動があると、

  • 土日のどちらかは練習や大会
  • 県外遠征などで終日拘束される といったスケジュールが普通です。

私は、サッカー部を指導したかったので、土日祝日休み無しでも、そこまで苦ではありませんでした。
ですが、部活動指導に興味のない先生や、未経験の部活動の顧問を任された先生にとっては、苦痛でしかないと思います。

ちなみに、私は部活動指導のため、3か月間一切休みなしといったことも、ざらにありました。

「代休」という制度はあってないようなもの

「行事で土日働いたから平日に代休が取れる」と思われがちですが、実際には業務が詰まっていて休めないことが多いです。 仮に取得できても、持ち帰りの仕事が溜まっていたり、授業準備に追われたりと、結局「休んだ気がしない」こともよくありました。


実際の“休日出勤”と“持ち帰り仕事”のリアル

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部活動や学校説明会での土日出勤

私もサッカー部の顧問として、土日はほとんどグラウンドにいました。 練習だけならまだしも、大会や遠征では朝5時集合、帰りは夜8時なんてことも。 「月に1日は休めればマシ」という感覚でした。

定期テスト後の採点や成績処理

テスト期間中も実は忙しいです。

  • 採点
  • 成績入力
  • 成績一覧作成

それらを授業の合間や放課後にすべてこなすのは無理なので、私はテスト期間中に終わらせることを目標にやっていました。

そうは言いつつも、テスト期間中は、事前に出張年休調査がおこなわれるので、有給の取得は比較的しやすいとは思います。

授業準備、行事運営の裏方作業は“自主的”扱い

文化祭や体育祭などの行事準備も、基本的には「先生の善意」によって成り立っています。

誰かがやらなければ回らないので、結局自分が動くしかない。
めんどくさい仕事ほど、みんなやりたがらないものです。

特に若手は率先して動けという暗黙の了解があり、年配の先生は腰が重い方がほとんどです。

そのため、 “業務時間外”で作業することも多く、家に帰ってから夜遅くまでスライドや印刷物を作ることもザラでした。


実感した「心が休まらない仕事」

休んでいても生徒や保護者からの連絡

休日であっても、LINEや学校メール、場合によっては電話がくることもあります。

部活が終わって帰宅した21時ごろになって、保護者から電話がかかってくることもたくさんありました。

「教師は公務員だから公私の線引きがある」というのは理想論にすぎず、現実は境界は内に等しいです。

「仕事から完全に離れる」時間が少ない

どこかに出かけていても、常に「生徒のことで何か起きていないか」「あの業務の締切が迫ってるな」と、頭の中では常に仕事がチラつきます。 精神的に100%オフになることがないので、「休みの日にリフレッシュした!」という感覚が薄いのです。

そして、なぜか研修や有休休暇で、学校から離れている時ほど、教室では生徒のトラブルが起こったりする、謎のジンクスもありました。

精神的に休むことの難しさ

何よりしんどいのは、「休んでいても気が休まらない」こと。
これが教師という仕事の一番の難しさではないかと感じています。

頭の中には、授業だけでなく、生徒指導のトラブルがおこれば頭の中に張り付いて離れなくなります。

部活動指導では、保護者からの要求が高く頭を悩ますことも、しばしばありました。


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それでも教師でよかったと思える瞬間

生徒との関わりがやりがいになる

忙しさや大変さを超えて、「この仕事をしていてよかった」と思える瞬間は確かにあります。
生徒の笑顔、成長、卒業時の言葉――これらは何物にも代えがたい宝物です。

生徒に関する悩みを解消してくれるのもまた生徒だったりもします。

行事や卒業式での涙がすべてを報いる

本気で向き合った分だけ、最後に返ってくるものも大きい。
卒業式で泣きながら「ありがとう」と言われたとき、苦労してきたことが報われた気がしました。

どんなに3年間の担任生活が苦しかったとしても、卒業式で全て報われると話す先生は非常に多いです。

だからこそ「休みが多い」は軽く言わないでほしい

傍から見れば「夏休みあっていいね」かもしれません。
でも、表に見えないところで膨大な労力と責任を背負っているのが教師の仕事です。

また、一般企業と違って残業代は支給されません。
放課後の授業準備や生徒指導、休日の部活動指導は、すべて時間外労働です。

ですが、これは対価があるわけではなく、全て教師の善意によって賄われているのです。


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おわりに

教師という職業は、見かけ上の「休日の多さ」と、実際の「心の休まらなさ」にギャップがあります。

「休みが多い仕事」ではなく、「休み方が難しい仕事」と言ったほうが正確かもしれません。
仕事とプライベートの調和を第一に考えたいという方には、まったく向いていない職業かもしれません。

簡単な仕事ではないからこそ、これから教師を目指す人にとって、覚悟を持つ一助になればと思います。

そして現役の先生には、「あなたはすごいことをしている」と心から伝えたいです。

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